平六醸造 layer ブドウ 生酒 720ml (冷蔵)
販売価格: 2,000円(税別)
(税込: 2,200円)
★★★冷蔵便(クール)★★★代が必要になります。
昭和初頭から百年の間、時を止めていたかつての酒蔵。
国重要文化財にも指定されている 日詰平井邸にて
16代目である平井祐樹さんがクラフトサケ醸造所として復活させました。
そして、平六醸造(ひらろくじょうぞう)と名を改め、クラフトサケとして新たな製法で醸し始めました。
以下蔵元より
重層的な香味の立体感を表現するlayer(レイヤー)ブドウ
幾重にも重なる新たなるぶどう酒としての香りと質感をテーマにした一本。
平六醸造が提案する「果実と発酵の対話」を最も繊細に表現。
ブドウは、華やかでありながら内に熱を秘めた果実。
その香りは柔らかく、甘く、そして艶やかな影を持つ。
〈Layer ブドウ〉に使われているのは、紫波で育ったヤマソービニヨン、キャンベル。果皮や種まで使用し、果実そのものの“呼吸”を感じさせる果汁を発酵に取り入れている。
ブドウ由来の酸と糖が、100年の時を超えて現代にめざめた酵母・アカツキと出会い、日本酒でもワインでもない、新たな発酵の表情が生まれる。
それはまるで、季節の境目に吹く風のような、どちらとも言わないアンニュイな優しさを持つ味わいだ。
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■ 香りの層、味わいの層
グラスに注ぐと、ほのかに紫を帯びた淡いルビー。
香りは、ワインのようでもあり日本酒のようでもある。そして熟成した蜜のニュアンスが静かに重なっていく。
口に含むと吟醸味と調和した果実味が吹き、追いかけて野生味、タンニン、酸が静かに波立て引いていく。
飲み進めるほどに、味の層がひらいていく。
一層目は瑞々しさ、二層目に深み、三層目に余韻。
時間とともにその順序が変わり、まるで音楽の旋律のように、飲むたびに表情を変える。
〈Layer ブドウ〉の魅力は、「香り」と「味」のあいだに漂う“間”にある。
それは、発酵がつくり出す見えない層。
言葉ではなく、感覚でしか捉えられない心地よさだ。
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■ 発酵が紡ぐ「やわらかな余韻」
平六醸造がLayerシリーズで目指したのは、「発酵を日常に感じる」こと。
Re:viveシリーズが“記憶と時間”を描く詩のような存在だとすれば、
Layerシリーズは“日々の中に潜む発酵の美”を描く。
〈Layer ブドウ〉は、冷やせばシャープに、温度を上げれば穏やかに表情を変える。食卓では、白身魚やチーズ、季節の果物とも好相性だ。
とりわけ、夕暮れ時に照明を少し落とし、静かな音楽とともに味わうと、その“余韻”が心に深く染み渡る。
その余韻は決して強くないが、飲み終えたあとも、香りの記憶は残る。
それは、まるで誰かの言葉が心の奥でゆっくり反響しているような、やわらかな永遠。
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新たな歴史の始まり。自由の酒、クラフトサケ。
1772年、安永年間。平井家と醸造の物語は6代目・平井六右衛門によって幕を開けました。
御蔵宿として米の取引をしていた地域の農家を集め、冬の仕事として酒造業を本格化。
時は流れ1921年、12代によって日詰平井邸が完成。
かれた主賓・原敬も平井家で造られた酒をたいそう楽しみ、盛岡のご実家へ満足して帰られた、と伝え聞いております。
その後、間もなくして盛岡へ移転。昭和初頭からおよそ100年もの間、時を止めていたかつての造り蔵が遺されていました。
新たな時代を歩む、クラフトサケ醸造所の復活によってその時は再び動き始めました。
クラフトサケ
クラフトサケブリュワリー協会が定義する「クラフトサケ」とは日本酒(清酒)の製造技術をベースとして、
お米を原料としながら従来の「日本酒」では法的に採用できないプロセスを取り入れた、新しいジャンルのお酒。
例えば、「どぶろく」もクラフトサケのひとつ。日本酒には、「搾る(お酒と酒粕を分ける)」工程がありますが、
搾らずにそのまま飲むのがどぶろくです。
そのほか、フルーツやハーブなどの副原料を入れることで、新しい味わいを実現したお酒もたくさん誕生しています。
お米を原料としながら、日本酒のルールに縛られない、自由で多様なお酒です。
商品詳細
| ■種類 | その他の醸造酒 |
|---|---|
| ■生産地 | 岩手 |
| ■原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、発芽玄米(国産)、ブドウ果汁(国産 |
| ■精米歩合 | (麹米)50% (掛米)90% |
| ■アルコール度数 | 14 |
| ■推奨 出荷方法 | クール |
| ■保存方法 | 冷蔵 |

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