天穏 無窮天穏 生もと純米吟醸 佐香錦 1.8L

天穏 無窮天穏 生もと純米吟醸 佐香錦 1.8L

販売価格: 4,000円(税別)

(税込: 4,400円)

在庫数 5点
数量:

小島杜氏より

今回の無窮天穏佐香錦は今季でも1、2を争う出来です。

30BYの齋香と同スペックなので懐かしい雰囲気もありつつ、現在の吟醸寄りの齋香でもあり、いい酒になったと思います。

今季の生酛は安定志向で乳酸菌添加と麹歩合を上げているので、酒らしさが強く出ていますからウケも良いのではないかと考えます。

 

◎テイスティング

香:とてもエステリー、イソアミル、米麹の甘い香り、乳酸、バニラ香、無窮らしい複合的な香り

味:きれい、白桃・白ぶどうの4MMP系の含み香、イソアミル、米麹の淡い甘旨味、佐香錦らしい品のある質感に高級アルコールの渋味と脂肪酸のオイリーさと苦みがボディ感をつくるので、柔らかくもドライで蒸留酒のような酒の旨さがある。そしてとても強い余韻があるので、やはり質の良いウイスキーやブランデーのような感覚がある。

60%で綺麗さと重さが共存しており、多くの矛盾が同居して複合的な酒として旨い。グルコースやフェロモンが低いのに飲みやすく、それでいて複雑で強く旨く深い素晴らしい酒。醸造も香味も自分らしく独自の酒ができたので満足している。

無窮天穏 縁起を通じてかなりのところまで縁起思想を理解することが出来ました。縁起儀礼や御神酒の思想や、それを酒造技術に落とし込んだ醸造法は長くなるのでここでは割愛しますが、そのうち私の方でまとめようと思います

 

 

「天穏(てんおん)」

醸造元の板倉酒造は明治4年の創業。 天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。 無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。

 

[無窮天穏]

山陰吟醸造り×突きハゼ三日麹×無添加 生もと山廃造り 

無窮天穏はこの3つの要素をかけ合わせた天穏のブランドです。

・山陰吟醸の清らかさ

・突きハゼ3日麹の奥深い旨味と余韻

・無添加生もとの多様な乳酸菌と酵母と高アルコール耐性

この3点が合わさった酒に無窮天穏の名をつけています。

製造難度が高いこと、生もとで35日、醪で35日以上となるため製造日数は一般的な速醸の2倍ほど。

また粕歩合も50%を超えるため、大量に生産することが難しい状況です。

このように無窮天穏は手間と時間と技術を要する酒造りで、私たちの想いと技術と時間が祈りとなり、無窮天穏に注がれています。

この私たちの酒造りの集大成である無窮天穏が、御神酒に最も近い形なのではないかと考えます。

 

出雲の御神酒

日本酒は自然や神、ご先祖様からの授かりものであるお米に対して、豊穣と感謝の祈りを捧げるために造られるものです。人々の祈りが込められたそのお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ日本人が自然や神に対して捧げる最上の御供物とされてきました。私たちは御神酒こそが天穏・無窮天穏の目指す姿であると考えます。天穏・無窮天穏は、清らかで優しい穏やかな酒質を追求し、飲む人の心を穏やかにするような御神酒を造りたいと思います。私たち日本人の大切な行事において、その土地の風土と歴史が注がれた出雲の御神酒、天穏をお使いいただければと思います。

商品詳細

■原材料 米・米麹
■精米歩合 60
■アルコール度数 15
■推奨 出荷方法 夏期クール推奨

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