飛鸞 HIRAN 輪廻転生 無濾過生原酒 720ml (冷蔵)
販売価格: 2,700円(税別)
(税込: 2,970円)
★★★冷蔵便(クール)★★★代が必要になります。
商品詳細

人気の飛鸞より限定酒です!干支にまつわるお酒であり、コンセプトは、十二年に一度の物語(輪廻転生)。
「十二種類のお米×協会十二号酵母」。
毎年変わる十二種類のお米と、協会十二号酵母(浦霞酵母)の発酵物語をお届けする作品になります。
杜氏noteより。
2026年版 輪廻転生の酒米
ーー2026年版の酒米はどのように決めたのでしょうか?
森:今回は愛山をもう一回使ってみたいな、という気持ちからです。飛鸞ではほとんど使う機会がない酒米で、4年前に一度だけ仕込んだだけです。
ただ、そのときも美味しくは仕込めたのですが、できたお酒は愛山らしくはなるんだけど、飛鸞での最適解がどんなものなのか、あまり掴みきれずに終わったような感覚がありました。
ーー「掴みきれなかった」という感覚が、今回のきっかけになったのでしょうか?
森:使う機会が少なかったからこそ、もう一度挑戦してみたいという気持ちがありました。12号酵母って香りが強く出るタイプじゃなくて、かなり穏やかな酵母なので、その相性を試してみたいなと思い、興味もありました。
今後は全く使ったことがない酒米も使っていくと思うんですけど、今の段階では「一度は使ったことがあるけど、今もう一回使ったらどうなるのかな」という酒米を選んでいて、輪廻転生はそういう意味で作り手としても好奇心から挑戦できる場なんですよね。
愛山について
ーー愛山は一般的にどんな特徴を持っている酒米なのでしょうか?
森:私のイメージだと、すごく柔らかい、透明感のある甘みですね。甘いんだけど軽く感じるし、雑味も基本あまり出ない印象です。精米歩合が高くなくてもかなりライトなお酒がつくれると思います。
ーーー聞いていると“良い面だらけ”にも感じますが…。
森:ただ複雑性を出すのが難しいです。香りが膨らみにくいから、物足りなく感じることもある。透き通っている分、甘みがもう少しほしいような、なんとなくそんな印象になることもある。だから、個性を出すのは意外と難しい酒米なんです。
着地点を決めず “どう溶かすか”
ーー愛山の難しさに対して、今年はどう向き合ったのでしょうか?
森:輪廻転生は「着地点を決めない」というのが前提で、12号酵母と酒米がどう融合するか、テーマでもある“発酵の物語”を楽しむ造りなのですが、愛山は自分が知る限り一番溶けるお米なんです。溶けを抑えて綺麗につくることもできるけど、今回はあえて溶かす方針に振りました。
ーーー“あえて溶かした”というのが飛鸞らしさですね。
森:愛山らしい甘みや透明感に、飛鸞らしさを出すには、どこまで旨みを出せるかに集中した方がいいかな、と考えました。溶けを抑えるんじゃなくて、必要な分だけしっかり溶かして、アミノ酸もちゃんと出して。明確なゴールを設定するというよりは、このアプローチでどうなるか楽しみにしたという感じですね。
今年の味わいは、桃のようなやさしさ
ーーー完成した輪廻転生をテイスティングしてみて、どう感じられましたか?
森:甘めではあるんですけど、やっぱり軽いですね。透明感がしっかりあって、酸味もいつもより大人しい印象です。でもちゃんと下支えしてくれている感じがあります。香りは桃っぽいニュアンスがあって、飛鸞ではあまりないタイプかもしれません。発酵中はみんなメロンっぽいと言っていました。
ーーー前回使ったときとの違いもありますか?
森:前回も美味しかったんですけど、速醸だったこともあり、自分の中では少し物足りなさが残っていました。輪廻転生の発酵物語は、皆さんが飲む瞬間までどう変化しているか分からない点も魅力のひとつです。そのため、今回は皆さんのお手元に届くまでの間に二次発酵が進むような形でお届けしています。
干支デザイン
ーー昨年とはまたラベルデザインも大きく変わりましたね。
森:今年も劔朧さんにデザインいただきました。これまでは飛鸞のロゴを中心にしたデザインだったのですが、十二支が12種類ある中でロゴ前提で設計すると、アーティストの表現に結構制限がかかるなと思っていて。今年はそこを外して、もっと自由に発想してもらう形にしました。
ーーープリントボトルが珍しいですし、本当にかっこいいです。
森:今回のデザインって色も多いし、構造も複雑なので、本当にプリントできるのか心配だったんですけど、すごく綺麗に仕上げてもらいました。麒麟っぽいと言われたりもしますけど、かなり気に入ってますね。
▼詳細はこちら
https://mori-shuzou.shop-pro.jp?pid=189765058
今年だけの発酵物語をぜひ
愛山のやわらかさと12号酵母の透明感が重なり、今年の輪廻転生は“軽やかで桃のようなやさしい香り”をまとう一本に仕上がっています。
「輪廻転生の発酵物語は、栓を開けるまでどうなっているかわからない」。
ぜひ、その今年ならでは輪廻転生を楽しんでいただければと思います。
商品詳細
| ■推奨 出荷方法 | クール |
|---|---|
| ■保存方法 | 冷蔵 |




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